エクステリア工事を発注する会社を探したとき、多くの方はハウスメーカーやホームセンターに依頼します。
ただ、受注する窓口でありどちらの会社も外構工事の専門家ではありません。
エクステリア工事を依頼する業者選びを慎重に行う必要があります。そこで、外構工事を請け負っている主な会社を5つ紹介します。この中で、あなたが「ここに頼みたい」と思える場所に庭づくりを発注するようにしましょう。
■①ハウスメーカー ②ホームセンター ③土木業者 ④造園業者 ⑤エクステリア専門店 の紹介
① ハウスメーカー
ハウスメーカーで家を建て、その流れで外構工事も依頼する人は多いです。
【メリット】
ハウスメーカーにエクステリア工事を依頼する最大のメリットは、窓口を一括にできることです。
建物のプランに加えて外構も提案してもらうことができるため、打ち合わせが楽になります。
また、大資本の大手ハウスメーカーであれば、保証もしっかりしているため、安心して工事を任せる ことができます。
【デメリット】
ただ前述の通り、ハウスメーカーは自社で施工することはなく、工事は下請け業者に丸投げします。 そのため、たとえ元請け業者である大企業が工事を請け負ったとしても、施工を行う会社の品質が良 いとは限りません。(旭化成で起きたマンションの基礎問題などが良い例です。)
下請け業者は、手数料を引かれた予算内で工事をしなければいけないため優良業者が少なくなり、
施工品質の低下が問題となっています。
② ホームセンター
ホームセンターに行けば、普段の生活に役立つ製品をほとんど揃えることができます。
さらに現在では、商品を販売するだけではなく、外構工事も請け負っています。
【メリット】
ホームセンターにエクステリア工事を依頼する最大の利点は、大量に商品を仕入れるため低価格にて 品物を販売することが可能です。
このとき、素人では取り付けが難しい場合、手軽に工事を請け負います。
【デメリット】
外構専門会社に比べると、設置する製品が同じであっても品質は劣ります。
専門職の人件費は安定しているため、腕の良い職人に依頼する事はありません。
また、施工を行うのは提携している下請け業者です。
③ 土木業者
土木業者とは、主に公共事業を請負う工事業者を言います。
【メリット】
土を掘ったりコンクリートを打ったりする作業を得意としているため、駐車場や基礎の工事を任せ ることができます。アスファルト舗装のしっかりとした施工を期待できます。
【デメリット】
職種には得意、不得意がありますが、細かな施工が主なエクステリア工事では土木業者にとって
不得意部門となるでしょう。そのため、駐車場やブロック塀を作ることはできたとしても、おしゃれ なエクステリアを望むのであれば、それに特化した外構専門業者に依頼することをお勧めします。
④ 造園業者
「庭を造る」と考えたとき、中には造園業者を思い浮かべる方も多いです。
もちろん、造園屋さんは外構専門業者であるため、庭園を作り上げることができます。
ただ、造園業者は日本庭園を造ったり木を植えたりするような植栽をメインとした事業を得意とし ています。そのため、造園屋さんにエクステリア工事を依頼する際は、あなたが希望とするデザイン を手掛けることができるかどうかを事前に確かめておくことをお勧めします。
【メリット】
植栽を植えたりその手入れを任せれば造園屋さんに敵う会社はいません。
日本に古くから伝わる伝統技術を活かした技や材料を駆使して、純和風住宅にマッチする日本庭園 を作ることを特化しています。
【デメリット】
フェンスを設けたりカーポートを設置する仕事はほとんど行いません。
普段は自然に関するものを扱っているため、人口構造物の施工を苦手とする会社が多いのです。
もし、日本庭園や緑いっぱいの庭にしたいのであれば、造園会社に依頼しても面白いです。
⑤ エクステリア専門店
エクステリア外構専門業者は、ここまで紹介した工事を請け負うことができる会社が行っている
仕事を全て施工できる業者のことです。
全てを平均的にこなすことができると理解しておくとよいです。
一般住宅の外観に合うエクステリアの提案やアドバイスを得意とします。
【メリット】
状況に応じて最適な提案をしてくれるため、あなたが「理想通りの庭を造りたい」と考えた場合、 それを最も実現してくれる可能性が高いです。
庭に関する総合的な提案を期待することができ、工事の品質も確保できます。
【デメリット】
ただし、全てにおいて良いというわけではありません。
信頼のおける優良業者に工事をお願いする必要があるため、業者選びが重要です。
値段のみで業者を選ぶのは非常に危険なので絶対に行わないようにしましょう。
エクステリア工事は電化製品と異なり、現場で作り上げるものです。
そのため、使用する材料や職人の技術力で仕上がりが大きく変わってしまいます。
特に当研究会会員は全て『提案~施工~アフター』まで自社対応です。