●工事金額の決め方!
工事金額(単価)の作成方法は基本的に、
「人工」+「材料費」+「諸経費」で構成されてい ます。
材料費はどこの業者も値段があまり変わらないのですが、
人工などの技術費や諸経費は業者によって大きく異なります。
工事の仕上がりや保証など、会社により工事に対するこだわりやコンセプトが違うからです。
例えば・・・当研究会の会員は
『安心保証』にて【工事中保険・工事後保険】の対応や、
『現場パトロール』により職人さんのマナーや安全対策を管理しているため
常時作業の専属スタッフの為、安定した「人工」となります。
(※下請けなどの日雇い金額では無いため。)
つまり、改選される構造物の品質が上がるに比例して、工事費も高くなるということです。
一方、低価格な工事を行うためには、安い材料を使用し、下請けに工事を丸投げし、
職人の保証も、災害対策も無く、アフター保険さえ対応していないため、最悪の場合・・・
は知った事では無い!との体制です。
工事の質を確保しつつ工事費用を安くしたいのであれば、しっかりしたエクステリアデザイナーに寄って予算を考慮したプランの提案を求め、お客様と一緒に計画を進めましょう!
●見積内の『諸経費』とは・・・
外構工事(エクステリア工事)の見積もりを依頼すると、業者によって金額や提案力の違いを 知ることができます。
特に、見積書の中に記載されている項目の中で「諸経費」という項目に疑問を抱く方は多いは ずです。材料代や土工事などの表記と異なり、どの項目に該当する費用なのか予想できないから です。
見積書の中で、諸経費は最も分かりづらい項目です。それにも関わらず、諸経費は工事総額の 約10~15%程度とされます。内訳書を確認しても、細かく記されていることがないため、そ の分だけで割高 な気分がしてしまいます。
では、諸経費の正体は一体なんなのでしょうか。
諸経費とは会社経費や人件費、現場工具や重機などの償却費、機械の運搬費、職人のダンプ・車代、 保険や保証、アフターサービスなども入っています。これらは一般的に工事費の10~15%程 度が相場であり、どのエクステリア業者に依頼しても諸経費は必ずかかります。
(内容的には高くない費用といえます。)
ただ、諸経費は必要な経費で、エクステリア業者の儲けに直結するわけではありません。
経費の値段だけでなく、諸経費にはアフターサービスや保険・保証も含まれているからです。
諸経費やその他の経費などの金額が明確に記載されている業者は優良と考えて良いでしょう。
エクステリア工事を依頼する業者を選別する際は、値段だけで決めるのではなく、対応力や提 案力を含め比べるようにしましょう。
●見積内容を理解しましょう!
素人の方は見積書を見ても記載されている工事費用の内訳が解かりづらいでしょう。
そのため、「同じような工事内容であれば、金額が安い業者に工事を依頼しよう」と考えます。
しかし、エクステリア工事は電化製品などの日用品と違い、会社ごとに品質や対応力が大きく 異なります。そのため、低価格で工事を引き受けてくれる外構専門業者に庭造りを依頼してしま うと、粗悪な工事をされてしまう可能性がい多くあります。
このようなリスクを避けるためには、あなた自身が見積書の内容を理解する必要があります。
そこで、見積書に記載されている工事費の内訳について説明します。これを学ぶことで、エク ステリア業者から提出される見積りの内容を理解できるようになります。
さて、詳しくないとしても、使用するエクステリア製品(フェンスや門扉など)の価格は他社と 比較することができます。どの業者もこれらの値段はそれほど差がありません。
(逆に、解かりや すい製品の金額を安くしてその他で利益を出す方法も有ります。)
しかし、仮設工事や土工事、その他諸経費など、専門用語が出てくると一気に理解不能になり ます。そのため、エクステリア業者は素人が比較しにくいであろう、これら技術料や経費で他社 と差をつけます。これがエクステリア業者によって単価が大きく異なる理由です。
そこで、見積書に書かれた専門用語まで理解するため、工事費に加えて重機などの運搬費や現 場経費・管理費について説明します。
【共通仮設工事】とは、工事を行う場所を測量したり、墨出し(構造物を正確な位置に設けるた めにしるしをつけること)をしたりする作業のことです。工事を行うには測量を行わなければな らないため、必ず見積もりの中に含まれています。
【土工事】とは、土を掘ったり平らにしたりする工事に対する費用のことです。土の中から産 業廃棄物などのごみが出た場合、処理にかかる料金が加算されます。また、工事の規模や土の質 によって廃棄する価格が大きく異なります。
●例えば、コンクリートや砂利や芝生を設ける場合、元からある土を取り除いてから設置しなければ盛り上 がってしまいます。そのため、かなりの量を掘削(土を掘ること)処分しなければいけません。
また、土は掘り起すと増えるため、思った以上の量になります。
単位は 『m3(りゅうべい)』となります。
重機損料は、パワーショベルの費用及び爪、燃料等の費用です。
【コンクリート工事】とは、土間コンクリートなどの工事代。
【組積工事】とは、ブロック、レンガなどの工事代。
【金物工事】とは、アルミ製品などの商品代金、施工代金。